メルセデス代表がホンダF1の進歩を称える。「パワーが強大。2019年のレッドブルは脅威になる」

 メルセデスF1チームのボス、トト・ウォルフは、2019年シーズンにホンダのパワーユニット(PU/エンジン)は大きく進歩したと評価し、レッドブル・ホンダは強敵になると考えている。

 2019年F1開幕戦オーストラリアGPで、メルセデスが1-2フィニッシュを飾り、3位に続いたのはレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンだった。ウォルフは、ホンダのパワーユニットが改善したことはデータから見て明らかであると語った。

「ホンダが大きく前進したことは間違いない」とウォルフはFormula1.comのインタビューにおいて語った。

「スピードトラップの数値を見ると、レッドブルは以前と比べてずいぶん変わったように思える」
「ストレートで非常に速い。我々としても喜ばしい。彼らと激しいトップ争いをすることを望んでいるからだ」

「ホンダのことを思うと私としてもとてもうれしい。(2015年にF1に復帰して以来)初めての表彰台だ。彼らはこの結果に値する」
「非常に厳しい時期を過ごしたきただけに、ホンダが表彰台を獲得し、スタッフが喜んでいるのを見て、とてもうれしかった」

 決勝中、ターン3でフェルスタッペンがフェラーリのセバスチャン・ベッテルをオーバーテイクしたシーンに強い印象を受けたというウォルフは、レッドブル・ホンダはタイトル争いにおいて強力なライバルになると考えている。

「彼らは強力だった。ターン3でセバスチャンを抜き去ったシーンを見ると、パワーが強大であることが分かる」

「レッドブルとの組み合わせは大きな脅威になるだろう。パフォーマンスレベルを見ると、彼らがチャンピオンシップのライバルになると予測しておく必要がある」

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