お神酒注いでタイ放流 兵庫・淡路島の観光シーズン到来

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お神酒を海にささげる「クイーン淡路」=鳴門海峡付近

 淡路島(兵庫県)の春の観光シーズン幕開けを告げる「淡路島びらき うずしおまつり・桜鯛まつり」が21日、同県南あわじ市の福良港と鳴門海峡であった。強風で海が荒れ、鳴門の渦潮を見られなかったが、観光客らはカモメと戯れたり、地元の食材がたっぷり使われた漁師汁に舌鼓を打ったりして、淡路島の魅力を満喫していた。

 世界遺産登録を目指す鳴門の渦潮が春の大潮で見頃となり、桜色をしたマダイ「桜鯛」が旬を迎えるこの時期に、淡路島観光協会が毎年開く。

 式典では、淡路人形浄瑠璃の「戎舞」で、渦潮の世界遺産登録や淡路島の観光の発展などを祈願。同協会の樫本文昭会長は「秋にはラグビーのワールドカップがあり、東京五輪、大阪・関西万博と続く。多くの人に淡路島に来てもらえれば」と期待した。

 この日は「クイーン淡路」の3人が観潮船の一日船長に就任し、徳島県鳴門市の「鳴門うずしお大使」と共に乗船。海が荒れ、鳴門海峡を渡ることはできなかったが、クイーン淡路らは海にお神酒を注ぎ、タイ10匹を放流した。

 クイーン淡路の堀川瑞加さんは「3~4月は渦潮が一番きれいに見える。淡路島サクラマスなど、おいしい食材を味わいに来てほしい」と呼び掛けた。

 観潮船が出港している「道の駅福良」では4月6日までの毎日午前9時~午後4時、さまざまな遊具や、AR(拡張現実)記念写真の撮影などが楽しめる「淡路島うずしおワンダーランド」が開かれている。(高田康夫)