オーストリア外相 爆心地で献花 核禁条約「努力続ける」 

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 核兵器禁止条約の採択に主導的役割を果たしたオーストリアのカリン・クナイッスル外相が21日、長崎市を訪問し、松山町の爆心地公園で原爆落下中心地碑に献花した。「条約の発効に向け、努力を続ける決意を新たにした」と語った。

 クナイッスル氏は22日から京都で開かれる会議に参加するために来日。2月には同国のクルツ首相が広島を訪問しており、同条約の早期発効に向けて連携を強めようと長崎を訪れた。

 クナイッスル氏は爆心地公園のほか、平野町の長崎原爆資料館と国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館を見学。被爆の実相を伝える資料に見入り、「言葉を失った」と感想を述べた。

 クナイッスル氏は日本政府に対し、「核兵器は(問題の)解決法ではないという認識を持つべきだ」と訴えた。「長崎の方々が受けた苦難が無意味ではなかったと証明したい」と核廃絶への意欲を語った。

原爆落下中心地碑に献花するクナイッスル外相=長崎市、爆心地公園