高齢者てんかんの症状知って 青森・十和田の劇団「じゅんちゃん一座」 あす新作上演、早期発見訴え対応も盛り込む

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新作の練習をするじゅんちゃん一座のメンバー

 寸劇で認知症などへの理解を図る青森県十和田市の「じゅんちゃん一座」が23日、8作目となる高齢者のてんかんをテーマにした新作をお披露目する。若い人のてんかんのような症状が見られないこともあり、まず知ってもらうことが狙いだ。

 一座は十和田市立中央病院の竹内淳子医師を座長に2011年12月発足。ケアマネジャーら現場の専門家による南部弁の寸劇と、竹内座長のコメントを組み合わせた公演で、認知症や徘徊(はいかい)などを解説する。

 新作のタイトルは「真相報道 バババンキシャ~スクープ!! 爺(じい)は撮った!?」。高齢者夫婦と長男夫婦が住む家庭を舞台に「急に動きが止まる」「呼んでも反応しない」「口元をもぐもぐ動かす」など高齢者てんかんの症状を紹介する。

 診察時にてんかんの症状が必ず出るとは限らないため、病気が疑われる場合は家族らが様子を動画で撮影し、診察に持って行くといった対応も盛り込む。

 本番に向けて中央病院で週1回、メンバーが集まって練習する。19日は約10人がステージでの動きや小物を置く場所などを確認した。

 竹内座長によると、中央病院でも高齢者のてんかんは年に数例あるが、意識しなければ発見は難しいという。ただ「高齢者のてんかんは薬が効きやすい。早く発見するために症状を知ってほしい」と強調する。

 23日は市内の小規模多機能施設「くらしの家」オープンに合わせ、午前10時ごろから披露する。市民文化センターで4月13日午後1時から開かれる「上十三もの忘れフォーラム」でも上演する予定。