壮瞥で「ジオパーク友の会」が防災・減災一層発信へ

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 日本ユネスコ協会連盟の「プロジェクト未来遺産2018」に選ばれた、NPO法人有珠山周辺地域ジオパーク友の会に対する登録証の伝達式が21日、壮瞥町滝之町の道の駅そうべつ情報館iであった。

 減災の意義を伝え続けている洞爺湖有珠火山マイスターや、ガイド交流で訪れた三陸ジオパークの関係者6人ら約50人が出席。登録証などを手渡した同協会の加藤種男参与は「昭和新山を学びの場にしたジオツアーは学者や行政、企業が地域の防災・減災について持続的に関わり合う意義のある取り組み」とたたえた。

 友の会は2009年(平成21年)設立。数ある事業の一つ、ジオツアーは1977年噴火を教訓に、代表理事の三松三朗さん(81)が個人で所有する昭和新山を学びの場として提供、北大有珠火山観測所の研究者や行政、企業の理解、協力で子どもや一般が地熱を体感し、防災・減災について考えるきっかけとなっている。

 三松さんは「われわれの活動の思いが通じた。100年先の未来の子どもたちに引き継いでいきたい」と喜んだ。引き続き出席者の大半がジオツアーで昭和新山に登った。

 プロジェクト未来遺産は、各地の文化遺産・自然遺産を守る団体や地域を毎年認定、登録し10回目。 (野村英史)

【写真=日本ユネスコ協会連盟の加藤参与(右)から登録証を受け取る友の会代表理事の三松さん】