胆振全選挙区は現職出馬へ、道議選告示まで1週間

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 道議選は29日の告示まで1週間となった。胆振は全選挙区で現職が出馬を予定し、室蘭、登別、伊達と胆振の4選挙区で無投票の公算が大きい。苫小牧市区は現職3人に新人が挑む構図で、選挙戦になる見通しだ。=記事中、順不同

24年ぶりに無投票か…室蘭市区

(左から)滝口信喜氏、千葉英也氏

 選挙戦の様相が一転、24年ぶりの無投票が予想される室蘭市区(定数2)。

 7選を目指す無所属の滝口信喜氏(72)は1月から市内各地で道政報告会を実施。総括集会を15日に輪西町の市民会館で開き、山岡達丸衆院議員、市議選候補予定者らとともに必勝を祈願。胆振東部地震を教訓に、本州と電力融通を行う北本連系線の増強に意欲を示した。連合後援会の高樋勝良会長は「選挙を想定し、最後まで気を緩めず挑む」と語る。告示当日は中央町の小公園で第一声を放つ。

 自民党公認、公明党推薦の千葉英也氏(50)は2月27日に後援会事務所(中島町)を開き、選挙態勢に入った。朝は中島町の国道37号沿いで手振りに立ち、企業の朝礼・夕礼や支持者を精力的に回り、再選に向けて支持を訴えている。陣営は「初出馬に比べれば反応は良い。気を緩めず万全の態勢で告示を迎えたい」と気を引き締める。中島町のヤマダ電機前で第一声を予定している。

現職以外に動きなし…登別市区

赤根広介氏

 登別市区(定数1)は、無所属で3選を目指す現職の赤根広介氏(38)のみが出馬を予定している。他に動きはなく、無投票での当選が予想されている。

 連合と登別建設協会、日本商工連盟登別地区連盟が推薦を出した。今回は党籍がない状態で迎える選挙。オール登別の体制づくりを進めており、住民の知恵と力を結集した持続可能なまちづくりの実現を掲げる。

 関係者による会議が21日に開かれ、今後の活動や組織態勢などについて議論した。赤根氏は「政治信念に基づきオール登別の推進に取り組んできた。4年間続けてきた活動を今後も推し進めたい」と話す。

3回連続して無投票当選か…伊達市区

中山智康氏

 伊達市区(定数1)は4選を目指す無所属の現職、中山智康氏(43)以外に立候補の動きはない。知事選から道議選に出馬表明していた福祉関係者が正式に市議選への転向を表明し、3回連続の無投票当選が濃厚となった。

 後援会は7日、市内鹿島町に選挙用の事務所を開設。連合伊達をはじめ、伊達商工会議所の政治団体・日本商工連盟伊達地区連盟、伊達市農協、いぶり噴火湾漁協、伊達市建設協会の推薦を取り付け、「オール伊達」による盤石な態勢を構築する。後援会は「最後まで気を緩めずに進むだけ」と話している。

同じ顔ぶれ並ぶ…苫小牧市区

(左から)遠藤連氏、沖田清志氏、安藤邦夫氏、松橋千春氏

 苫小牧市区(定数3)は自民党現職の遠藤連氏(65)、立憲民主党現職の沖田清志氏(55)、公明党現職の安藤邦夫氏(66)の3人に、共産党新人の松橋千春氏(36)が挑む。前回と同じ顔ぶれによる選挙戦が確実な情勢だ。

 前回、底力でトップ当選を果たした遠藤氏は6期目へのチャレンジ。前回、民主党から立候補した沖田氏は立憲民主党から3期目を目指す。安藤氏は前回の選挙で公明基礎票と一部保守層も取り込む。3期目に挑戦。松橋氏は前回選挙で組織票に加え一定の浮動票も取り込む。

9期目当選濃厚…胆振選挙区

神戸典臣氏

 胆振選挙区(定数1)は、今のところ自民党公認で9期目を目指す神戸典臣氏(79)以外に出馬の動きはない。無投票になれば3期連続。

 陣営は「顔が見えない状況」ながら「選挙あり」と捉えており、引き締めを強めている。昨年7月に「あと4年間一生懸命、頑張る」と出馬を表明、2月24日には白老町大町のしらおい経済センターで事務所開きを実施した。立憲民主党北海道第9区総支部は今月9日の定期大会で同選挙区に候補者を擁立しないことを決めている。同選挙区は豊浦、壮瞥、白老、厚真、洞爺湖、安平、むかわの7町。