A代表を脅かせ!U-22日本代表、今特に注目したい5名

本日22日、ミャンマーでAFC U-23選手権タイ2020予選の初戦を迎えるU-22日本代表。

東京五輪を1年後に控える彼らはこの代表ウィーク期間中に3試合を戦うが、全試合がCSテレ朝チャンネルで生中継される。

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そこで今回は、この予選に臨むチームの中から特に注目したい選手たちを紹介しよう。

久保 建英(FC東京)

昨年までは“天才少年”の延長線上で扱われてきた久保であるが、17歳(6月には18歳になる)になった今年は、もはや少年ではなく立派な青年として、一人前のプロ選手としてJ1開幕から先発し続けている。

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年齢的には次のパリ五輪世代であり、このチームには昨年11月に初招集されたばかり。しかし東京五輪を狙うためにも今回の遠征で確かな爪痕を残しておきたい。

松本 泰志(サンフレッチェ広島)

昨季のJ1で2位に入ったものの終盤に大失速した広島は今季、クラブがJ1を三度制した時の3-6-1に戻して戦っているが、青山敏弘が負傷で離脱するなかボランチのポジションを掴んでいるのが松本だ。

バランス能力の高い選手でそれほど目立つわけではない。しかし走行距離において彼は今季J1で一番の数字を叩き出しており、1試合平均およそ13kmも走っている。

ボランチのポジションは当確と呼べるような絶対的な選手が不在だけに、今回は大きなチャンスだ。

三好 康児(横浜F・マリノス)

今回このU-22代表の試合がなければA代表に初招集されていたかもしれない。それほど今季、好調の横浜F・マリノスで輝きを放っているのが三好だろう。

このチームでは発足当初から10番を背負っているが、昨年のアジア大会では主将を任されながら大会途中に先発から外れるなど苦い経験も味わった。

タイプの似た久保建英が合流した今回は、改めてチームにおける中心選手であることを誇示したいところだ。

町田 浩樹(鹿島アントラーズ)

190cmの長身ながらラインコントロールやフィードも得意にするという左利きのセンターバック。

鹿島生え抜きでプロ4年目となる21歳は今季、植田、昌子が離脱したチームで出場機会を増やしており、本職のセンターバックのほかに左サイドバックでも起用されている。

「190cmで左利きのCBなんて世界でもそういない」と内田篤人も期待を寄せる逸材。この世代は過去最高ともいえるほどDFの逸材が揃っているが、そこに割って入れるだろうか。

上田 綺世(法政大学)

今回、FWには3人が選ばれているが、J1最高のスプリント能力を誇る前田大然、レスター移籍が噂された田川亨介を差し置いて、この世代のエース格になっているのは大学生の上田だ。

往年の名FWであるインザーギやバティストゥータに憧れ、ゴールを奪うことに特化したストライカーは、昨年、トゥーロンやアジア大会などで強豪からゴールを記録し、先月、ジュニアユースまで所属した鹿島入り(2020年から)が発表された。

フィールドプレイヤーでは唯一の大学生であり最近の状態が伝えられていないだけに、昨年からどのような成長を遂げているのか楽しみだ。

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