NPB斉藤コミッショナー、イチローへ“異例”メッセージ「日本球界のために力を」

現役引退を表明したマリナーズ・イチロー【写真:Getty Images】

NPB公式サイトが斉藤コミッショナーのイチロー惜別コメントを発表

 日本野球機構(NPB)の斉藤惇コミッショナーが22日、現役引退を表明したマリナーズ・イチロー外野手について声明を発表。NPB公式サイトを通じ、「日本とアメリカで打ち立てた数多くの記録や、2006年・2009年のWBC優勝などを通して、日本の野球の素晴らしさを世界に知らしめた功績は計り知れません」とコメントした。

 イチローはオリックス時代の1994年から7年連続首位打者を獲得。2001年から日本人野手初のメジャーリーガーとしてプレーし、歴代22位の3089安打をマークした。「年齢を重ねてもなお、海の向こうで活躍する姿は、多くの日本人選手の憧れ・目標となり続けました。そして、現役最後の舞台に日本を選び、その雄姿を日本のファンの前で見せてくれたことを心より感謝いたします」と綴った。

 イチローの今後については未定。同コミッショナーは「プロ野球選手としてのイチロー選手を見られなくなるのは寂しくも思いますが、今後も何らかの形で日本球界のために力を貸してほしいと願っております。28年間、お疲れ様でした」とコメントしている。(Full-Count編集部)

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