武蔵野美術大学と所沢市が文化芸術における連携・協力協定を締結

2019年3月22日
武蔵野美術大学

武蔵野美術大学と所沢市が文化芸術における連携・協力協定を締結

武蔵野美術大学(所在地:東京都小平市、学長:長澤忠徳)は埼玉県所沢市(市長:藤本正人)と3月22日(金)、所沢市役所内において文化芸術における連携・協力協定を締結しました。締結後は、「所沢市文化芸術振興ビジョン」の中長期政策に沿い、誰もが住みたくなる文化的なまちを実現するための具体的なアクションを美術・デザインを専門領域とする本学と共同で進めていきます。

1. これまでの関わり
所沢市と本学は、西武線沿線というアクセスの良い立地からこれまで芸術を中心とした数多くの交流を歩んできました。所沢市在住作家が発起人となり2008年「所沢ビエンナーレ プレ美術展『引込線』」を、西武線・所沢駅前の鉄道車両整備工場跡地にて開催し約5,000人の動員を記録しました。以降、現在まで継続的に開催し、同市の文化芸術の発展に寄与しています。また、新たな連携活動として、小・中学校へ美大生が自ら行き、授業内で本物の芸術に触れる機会を創出する「旅するムサビプロジェクト」を展開。その活動の一環として所沢市立三ケ島中学校では芸術作品の鑑賞を通じて生徒の「考える力」・教員の「ファシリテーション能力」等を養う朝鑑賞プログラムを行っており、その取り組みが、読売教育賞2017「カリキュラム・学校づくり」部門で優秀賞を受賞するなど、官学連携活動の新たな成果が注目を集めています。

2. 連携事項
⑴ 文化芸術及び教育の発展に関する事項
⑵ 文化芸術による産業振興に関する事項
⑶ 創造的思考力を活かした地域課題の発見・解決に関する事項
⑷ 人材育成に関する事項
⑸ 両者が有する知的資源、人的資源及び物的資源の活用及び交流に関する事項
⑹ 文化芸術等における施策の有機的な連携に関する事項
⑺ その他、市と大学が必要と認める事項

参考写真
引込線2017(旧所沢市立第2学校給食センター) 2017年8月開催

朝鑑賞プログラム(所沢市立三ケ島中学校)

所沢市内の小学校で行われた旅するムサビ(所沢市立北小学校)