大谷翔平「イチローさんが目標であることはこれからも変わらない」

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イチローがMVPと新人王をダブル受賞した2001年に7歳だった大谷翔平(エンゼルス)にとって、イチローは常に憧れの存在であり、目標とする野球選手だった。開幕戦はリアルタイムで視聴した大谷だが、イチローの現役ラストゲームとなった開幕第2戦はリアルタイムでは視聴しなかったという。「起きてすぐにハイライトを確認しました」と話した大谷は、イチローが現役引退を発表したことについて「まだ信じられません」とコメントした。

「イチローさんは常に僕が目標とする存在でした」とイチローへの憧れを口にした大谷。「それはこれからも変わりません。イチローさんがプレイするところはもう見ることはできないけれど、イチローさんがプレイしていたことを覚えておくことはできます。イチローさんは僕たちの世代の人々が心から尊敬する存在なんです」とイチローへの想いが次々に飛び出した。

大谷にとって、昨年のスプリング・トレーニングでイチローが打撃についてアドバイスをくれたことは大切な思い出となっている。「去年、僕のところへ来てアドバイスをくださったのは、本当に光栄でしたし、とても感謝しています。イチローさんのようなスーパースターにアドバイスをいただくのは、めったにないことなので」と大谷。イチローと個人的に連絡を取り、現役引退を祝福したいと考えているという。

イチローは開幕第2戦の試合後に行われた引退会見のなかで、大谷について言及。「翔平は世界で最高の選手になる必要がある。彼のように身体のサイズ(大きさ)とクイックネス(速さ)を兼ね備えた選手は他にいないのだから」と大谷の才能を認め、今後の活躍に向けてエールを送った。

2001年に日本人打者として初のメジャーリーガーとなり、今季まで19シーズンにわたってメジャーの舞台でプレイしてきたイチロー。大谷が目標とするスーパースターがグラウンドから去ることを決断し、メジャーリーグに残された日本人打者は大谷ただ一人となった。イチローから大谷へ。日本が世界に誇るスーパースターのバトンが託された。