メッシは今度こそ代表で輝く!? アルゼンチンの神を活かす”3人”のホープ

アルゼンチン代表を離れていたメッシ photo/Getty Images

バルセロナFWリオネル・メッシは今季も絶好調で、これまでと変わらず異次元のパフォーマンスを披露している。ただ、気になるのはアルゼンチン代表でも同様のパフォーマンスを見せられるかどうかだ。

メッシはロシアワールドカップ終了後から代表を離れていたが、今回の代表マッチウィークで復帰。今年6月には日本代表も参加するコパ・アメリカ2019が控えており、やはりアルゼンチン代表にメッシは欠かせない。問題はメッシをどう活かすかだが、今のアルゼンチンならそれが可能かもしれない。

英『TalkSport』によると、アルゼンチンサッカーに詳しいマヌ・ヴィエイラ氏は今後のアルゼンチン代表の中盤を支えていくであろう3選手に注目すべきだと主張する。その3人とは、レアル・ベティスでハイパフォーマンスを披露する22歳MFジオバニ・ロ・チェルソ、今冬パリ・サンジェルマンに加わった24歳MFレアンドロ・パレデス、レアル・マドリードが獲得に迫るとされるリーベル・プレート所属の20歳MFエセキエル・パラシオスのことだ。ロシアワールドカップではハビエル・マスチェラーノやルーカス・ビリアらベテラン選手がいたが、アルゼンチンも世代交代へ動き始めている。そしてこの3人がメッシをサポートできるとヴィエイラ氏は考えている。

「中盤は代表チームにとって大きな問題点だった。ファン・ロマン・リケルメ以降、クリエイティブな能力でメッシをサポートできた選手は出てきていない。メッシは中盤に下がってボールを引き出し、ボールを動かし、パスを出し、そしてゴールまで決める。たとえメッシでもこれは不可能だ。ロ・チェルソ、パレデス、パラシオスの3人のMFはメッシをサポートするだろう。3人とも若いが、多くのクオリティを備える優れた選手に見える」

仮にメッシが2022ワールドカップまで目指すなら、この若いMF3人がどこまでレベルアップできるかが1つのポイントになるかもしれない。残念ながらパラシオスは負傷離脱しているが、20歳という年齢を考えれば焦ることはない。これから戦力になっていくだろう。

さらに同氏が期待しているのはアヤックスでブレイクし、ビッグクラブが関心を寄せる左サイドバックのニコラス・タグリアフィコだ。バルセロナはジョルディ・アルバがメッシと巧みに絡んでいるが、同じことをタグリアフィコにも求めているのだ。

「タグリアフィコはただの重要な選手ではない。彼は将来的にアルゼンチン代表の主将になるポテンシャルを秘めている。左サイドバックのボスなんだ。ユーティリティ性もあり、アルバと同じようにメッシと絡めるアルゼンチンサッカー界の希望だ」

アルゼンチンが2022ワールドカップで成功を収めるためにはメッシを中心にチームを構築し、そこに新たな世代が絡んでいかなければならない。これが同氏の考えだ。ロシアワールドカップでは司令塔と呼べる選手が限られていたが、今度こそメッシを代表チームで活かせるだろうか。

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