初めて「難民船経験者」がガンビア代表選手に…その特異なキャリアとは

『Foroyaa』は20日、「ガンビア代表チームに初めて『バックウェイ・ボーイ』の選手が招集された」と報じた。

『バックウェイ・ボーイ』とはなにか。難民船で国を脱出し、命からがら欧州へと逃れたあと、故郷へと戻ってきた元不法移民のことをいう。

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今回ガンビア代表に初めて招集されたのは、イタリア3部のカターニアに所属しているカリファ・マネー。20歳の若きウイングは、欧州での成功を夢見て難民船に乗り込んだという経験を持つ。

人身売買業者に金を支払い、バスでリビアのトリポリまで単身移動し、小さなボートで地中海を渡ったそう。

危険な航海を経て彼はイタリアのランペトゥーザ島にたどり着き、同伴者がいない未成年難民のための支援組織AccoglieReteに保護されたという。

スポーツ面での能力を評価されたマネーは、2016年にカターニアのユースチームに紹介されて加入。次年度には早くもトップチームに昇格し、今季はウイングとしてレギュラーを獲得した。

カリファ・マネーは「僕はロビーニョのプレーが好きだ」と語っているとのことだが、ウイングに加えてサイドバックまでこなすという選手。

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命からがらたどり着いたイタリアでサッカー選手としての成功を手にし始めているカリファ・マネー。今回の代表チームでどんなプレーを見せるのか注目されている。

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