ヨシムラ、東京モーターサイクルショーでJSB1000参戦発表。ニューカラーのスズキGSX-Rもお披露目

 ヨシムラジャパンは3月22日、東京ビッグサイトで開催されている『第46回東京モーターサイクルショー』で全日本ロードレース選手権JSB1000クラスの参戦発表会を行った。

 2019年で65周年を迎えたヨシムラ。今シーズンもフランスのカーメンテナンス・ケミカルメーカーのMOTUL(モチュール)とタッグを組み『ヨシムラスズキMOTULレーシング』としてJSB1000クラスに参戦する。また、自動車部品サプライヤーのDENSO(デンソー)も引き続きヨシムラをサポートする。

2019年もモチュールとデンソーがヨシムラをバックアップする。

 ライダーラインアップは、2018年に加入した渡辺一樹は継続起用し、2007年の鈴鹿8時間耐久ロードレースでヨシムラに勝利をもたらした加賀山就臣を新たに迎えた。チームを率いるのは加藤陽平監督だ。

 発表会に登壇した加藤監督は「我々ヨシムラは、(フルモデルチェンジして)3年目のスズキGSX-R1000Rを使って全日本選手権と鈴鹿8耐に参戦します」と次のようにコメント。

「今年は鈴鹿8耐で助っ人として戦ってもらい、優勝も果たした加賀山選手を起用します。渡辺選手は昨年に続き起用します。渡辺選手は昨年、表彰台にもう一歩というレースが続きましたが、今年はそこに手が届くようにバックアップし、ともに戦っていきます」

加賀山就臣(ヨシムラスズキMOTULレーシング)

 新たにヨシムラのエースライダーを務める加賀山は「ヨシムラとは2003年から何度も一緒に戦ったことがあります。今年、ヨシムラに戻れたことを嬉しく思いますし、ともにベストを尽くして頑張っていきたいと思います。ヨシムラとは、良い思い出も悔しい思い出もいっぱいありますが、今年は良い思い出を作れるように(加藤)陽平監督はじめ、ヨシムラのみんなと戦いたいと思います」と意気込みを語った。

渡辺一樹(ヨシムラスズキMOTULレーシング)

 ヨシムラで2年目のシーズンを迎える渡辺は「去年はこの場で赤いユニフォームに身を包んで、自分を含めて周りの方々にも“似合わないね”や“すごい違和感あるね”とたびたび言われていました(笑)。2年目に入って、自分自身、赤いユニフォームにも馴染むことができていると信じています」とコメントし、ヨシムラでの優勝を誓う。

「スズキGSX-R1000Rで走る2年目のシーズンということで、去年はなかなかセットアップも含め、数字として結果を出すことができませんでした。今年はしっかり“1”という数字を獲れるように頑張りたいと思います」

 発表会では2019年シーズンのJSB1000を戦うスズキGSX-R1000Rもお披露目された。カラーリングは65周年のコンセプト『GO BEYOND THE YOSHIMURA』をテーマに、1980年のヨシムラR&D GS1000Rを彷彿とさせるようなクラシックな外観に変わった。

2019年の全日本ロードJSB1000クラスを戦うヨシムラのスズキGSX-R1000R
2019年の全日本ロードJSB1000クラスを戦うヨシムラのスズキGSX-R1000R
ヨシムラのスズキGSX-R1000R エキゾースト

© 株式会社三栄