「世界ウルルン滞在記」が復活!! 竹内涼真が“ウルルン旅”を語る

「世界ウルルン滞在記」が復活!! 竹内涼真が“ウルルン旅”を語る

子どものころに見ていた「世界ウルルン滞在記」が約10年ぶりにスペシャルで復活すると聞いた時にはワクワクしました。同時に、「ミャンマーでイルカとともに漁をする旅」に声をかけていただけたことがうれしくて、すぐに「行きたい」とお返事をしました。行く前に聞いていたのは、「イルカとの共同漁を体験する」「その漁師のご家族と一緒に生活をする」ということだけ。もちろん台本もありません。マネージャーさんは同行せず、スタッフさんも夕食のシーンを撮影すると帰ってしまうので、翌朝までは完全に僕一人。本当に濃厚な5日間でした。

僕が訪れたミャンマーのミッカンジー村は、昔から漁で生計を立てている場所。昼間は日差しが強く暑いので、船の上で釣りをしているとどうしても日焼けをしてしまいます。日本から持って行った日焼け止めと、「日焼け止め効果があるから」と教えてもらって塗った樹脂の〝タナカー〞を重ね塗りしていましたが焼けちゃいましたね（笑）。逆に夜や明け方は寒くて、9度くらいしかない時間もありました。ホームステイ先は窓もないオープンな家だったので、震えるくらいでしたね（笑）。

ミャンマーでは、計80時間以上収録したと聞いています。日中はずっと撮影しているので、真剣になりすぎて、カメラの存在を忘れてしまったことも何度もありました。でも、だからこそ村のお父さんやお母さんたちと本当の家族になれたんだと思います。真剣に僕にぶつかってきてくれるから、僕も真剣にぶつかっていけた。本当の家族みたいになれたんです。

今回、スタジオ収録でその数日間の様子がぎゅっと凝縮されたVTRを見ました。僕としては「懐かしさ」よりも、驚きの方が多かった。というのも、通訳さんも逐一訳してくれるわけではないので、字幕入りのVTRを見て、「あの時こういうことを言ってたんだ！」ということが分かったからなんです。

でも実は、カメラが回っていない時の出来事が一番印象に残っています。夜、僕と年齢の近い男の子がホームステイ先にいて、その子と毎日一緒にお風呂に入ったこと、散歩したこと、現地のドリンクを飲ませてもらったこと…。あと、ケータイを使って、情報交換した時間も、僕にとってはすごく楽しくて貴重な経験でした。同世代だからこそ通ずるものがあったし、何よりも、少ない単語を使って、お互いにアンテナを張りながら会話をすることが、すごく楽しかったです。

この旅では、人の温かさ、優しさ、そして彼らが大切に守り続けている伝統に触れることができて、とてもすてきな時間を過ごせました。家族の皆さんは、出迎えてくれた瞬間、すぐに手をつないで家に招き入れてくれた。そんな彼らとの別れの場面で、お母さんが「自分の息子がいなくなるようだわ」と悲しんでくれたり、ずっと一緒にいた三男が「本当のお兄さんみたいだった」と言ってくれた時は、僕も別れが寂しかったです。短い期間でしたが、家族と通じ合うことができたことは、僕にとって言葉で言い表せないほどすごく大事なものとなりました。楽しんでいただけると思いますので、ぜひオンエアでご確認ください！

《ウルルン旅Q1》 荷物はリュック一つ。入っていたものは？

着替えの服と下着だけ。海外に行く時には極力荷物を減らしたいんです。余計なものは一切持って行かなかったですね。洗顔料やシャンプー、ボディーソープも持って行きましたけど、周りの子たちと一緒に川に飛び込むのでほとんど使いませんでした。

《ウルルン旅Q2》 現地滞在中の思い出の食事は？

基本的にトマトとニンニクベースでした。漁で捕った魚や鶏肉、ゆで卵をトマトとニンニクで和えたもの。どれもすごくおいしかったです。ただ、味が一緒なので他の味付けもほしくはなりましたけど（笑）。炭水化物はお米。米麺もおいしかったです！

【プレゼント】

---

サイン入り生写真を2名様にプレゼント！

応募はコチラ→https://www.tvguide.or.jp/tvguide_enquete
（応募締切：2019年3月27日午前11:59）

ハガキでの応募方法は「TVガイド」3／29号（P118）をご覧ください。
「TVガイド」の購入はコチラ→https://zasshi.tv/category/TVG

取材・文／松浦聖子 撮影／藤木裕之