【MLB】トラウトの総額472億円契約、選手たちは納得「疑問さえない」「レベルが違いすぎる」

エンゼルスのマイク・トラウト【写真:Getty Images】

メジャーのスター選手が続々反応「それだけの価値がある選手」

 エンゼルスは20日(日本時間21日)、メジャーNO1選手の呼び声高いマイク・トラウト外野手との12年契約に合意したと正式に発表した。MLB公式サイトによると、総額は4億2650万ドル(約471億7500万円)。歴代最高額での契約に米球界からも様々な声が上がっているが、多くの選手は納得しているようだ。

 トラウトは2020年まで2年総額6650万ドル(約74億1500万円)の契約を残しており、これに10年総額3億6000万ドル(約399億円)が上乗せされた形。39歳になる2030年シーズンまでの12年間で総額4億2650万ドルを受け取る形になる。

 メジャー史上最高額の契約に2016年ナ・リーグのMVPのクリス・ブライアント内野手(カブス)は「確かに彼はその額に値しているよ。彼は球界最高の選手でありながら、おそらく史上最高の選手の一人だよ。彼が得たその契約について、何の疑問さえ持たないよ」と賛辞。過去にエンゼルスでベンチコーチを務めたカブスのジョー・マドン監督も「彼は本当に一番の選手だからそれだけの価値がある選手だ。彼はレベルが違いすぎる。フィールドでもバッターボックスに立ってもね」と、トラウトの凄さを口にした。

 また、MLB公式サイトでは、同僚のアルバート・プホルス内野手らのコメントを紹介。将来の米国野球殿堂入りが確実で、トラウトも絶大な信頼を寄せるプホルスは「球界最高の選手とここで僕のキャリアを終えられることは、大変価値のあることだ。僕にとって最も重要なことは、彼が球界最高の選手であるということだと思う」と話したという。

 プホルスは選手としても、一人の人間としても、トラウトの良きお手本であり続けている。「ここでプレーしている間に彼をサポートできること、僕の成功体験を共有すること、彼の質問に回答すること。彼が向上したいと思うことは恐ろしいことだよ。彼は27歳で、向上したいんだ。彼がどれほど向上できるのかは分からないよ。だけど、彼はただ特別なんだ」。“レジェンド”もトラウトに一目を置く。

昨季ナ・リーグMVPのイエリッチも「間違いなく相応しい」

 さらに、化け物揃いのメジャー遊撃手の中でもNO1の守備力と評価される同僚のアンドレルトン・シモンズも記事の中で「彼は全く別物だよ。球界一の男だ。エンゼルスと言えば、マイク・トラウトなんだ。彼は大物だよ、本当に。皆、同意見だと思う。彼は球界とエンゼルスの顔なんだ」と絶賛。トラウトについては誰もが賛辞を惜しまない。

 ロッキーズと8年総額2億6000万ドル(約287億3000万円)で契約を延長したばかりのノーラン・アレナド内野手も「最高の選手への素晴らしい契約だ。球団が彼を求め、このように留めたことはクールだね。恐らく彼は球界史上最高の5ツールプレーヤーだ」と祝福。さらに、昨年ナ・リーグMVPに輝いたブルワーズのクリスチャン・イエリッチ外野手も「彼は現在球界で最高の選手という立場を確立した。ここ数年間で彼が成し遂げたことを見てみればいい。素晴らしいよ。間違いなく相応しい。トラウトは現在球界で最高の選手だ。彼は信じられない成績を残している。毎シーズンMVPを受賞するような感じだよ」と敬意を示したという。

 史上最高額の契約に“ケチ”をつける人間はいない。何よりも、同じフィールドでプレーする選手たちこそが、トラウトに一目を置いていることがよく分かる。(Full-Count編集部)

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