超低床式路面電車が運行開始 長崎電気軌道 7年ぶり新車両

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 長崎電気軌道(長崎県長崎市)の超低床式路面電車「5003号」が22日、営業運行を開始した。新車両導入は7年ぶり。行き先表示をLED化し、多言語表記になった。

 車両導入は2012年2月、同形の5002号以来。さらに21年度にも1両導入を検討している。

 既存車両の行き先表示は幕式で表記が日本語と英語だけだが、新車両はLED式で中国語と韓国語を加え、数秒おきに表示を切り替える。さらに、聴覚障害がある乗客にドアの開閉を知らせるため、車内のドア付近にランプを新設し混雑時のトラブルを防ぐ。事故発生時の検証用として、ドライブレコーダーとは別に、運転操作のデータ記録装置を備えた。

 定員73人。全長が16.3メートルと長く、急なカーブを曲がれるように車体が三つに分かれた「3連接車」。アルナ車両(大阪府摂津市)製。製造費2億3700万円のうち約半額を国と市の補助で賄った。

 長崎市大橋町の浦上車庫で出発式があり、田上富久市長ら約30人が出席。中島典明社長は「安全運行を第一に、市民に愛される会社を目指していく」とあいさつした。

3連接車の超低床式路面電車5003号=長崎市大橋町、長崎電気軌道浦上車庫