長崎市立黒崎中で閉校式 400人、校舎に別れ

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 長崎市東出津町の市立黒崎中(橋口稔校長、53人)の閉校式が22日、同校であり、生徒や卒業生、外海地区の人々が72年の歴史を刻んできた学校との別れを惜しんだ。
 同地区の生徒数減少に伴い、黒崎中は2015年に市立神浦中と統合。19年度から西出津町の新校舎で外海中としてスタートする。
 閉校式には約400人が集まった。生徒を代表して1年の大串真央さん(13)は「黒崎中から外海中へ伝統を引き継いでいきたい」、2年の一瀬美緒さん(14)は「リーダーとして外海中でも頑張りたい」と決意を述べた。姉妹3人で駆け付けたという西出津町の山下信子さん(83)は「昔はよくグラウンドなどに砂運びをした。閉校は仕方がないけど寂しい」と語った。
 一方、4月開校の市立外海中は旧出津小跡地に新設され、このほど住民にお披露目された。鉄筋コンクリート一部鉄骨造り地下1階、地上2階建て。五十数年前の同小の石積みを残し、さらに工事中に出た結晶片岩のうち約1万個を使って外周の一部に石積みの擁壁(約140メートル)を築いている。付近は国の重要文化的景観「長崎市外海の石積集落景観」を形成しており、地元の素材や工法で景観を維持している。

外海地区住民らの寄付でできた閉校記念碑を除幕する関係者=長崎市立黒崎中
旧出津小時代の石積みを生かした新設の外海中=長崎市西出津町