「原城跡キリシタンクルーズ」のモニターツアーを実施

南島原市 来月21日、一般向けに

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 長崎県南島原市はこのほど、世界遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の一つ、原城跡(南有馬町)を海上から眺める「原城跡キリシタンクルーズ」のモニターツアーを実施した。世界遺産を生かした新たな観光ルートを開拓しようと初めて企画した。
 島原半島の観光や報道の関係者約10人が参加。南島原ひまわり観光協会長で「南島原ガイドの会 有馬の郷」副会長の内山哲利さんの案内で、有馬キリシタン遺産記念館や原城跡を見学した。近くの原城温泉真砂で昼食を取り、加津佐町の港へバスで移動。イルカウオッチング船で出港し、約200メートル沖から原城跡を眺めた。ガイド用の音声イヤホンを耳に付け、内山さんは「一揆時のオランダ船による砲弾が、現代でも海岸近くにめり込んで残っていた」と説明した。
 約1時間半のクルーズを終えて、雲仙市小浜町で貸し切りバス事業などを営む「雲仙観光」の女性従業員は「陸での徒歩だと原城跡の規模が分かりにくいが、船からはパノラマ的に全体を見られた」と話した。
 市は一般向けに同様のクルーズモニターツアーを4月21日に開く。要項を市広報誌やホームページに載せ、同5日午前9時から募集を始める。市担当者は「内容をより改善して旅行会社に売り込みたい。観光協会にも、ツアーの一つに使ってもらえるよう提案したい」と話した。問い合わせは市商工観光課(電0957.73.6632)。

海上の船から眺めた原城跡の風景。左は本丸跡=南島原市南有馬町沖
モニターツアーの船上で説明する内山さん(左)や参加者ら