春の高校伊那駅伝2019男子が3月24日(日)に行われている。1〜2年生で臨む最初の駅伝大会、全国から強豪校が集結している。
5区は留学生がエントリーできる区間。第四中継所3位の世羅のムワニキは、タスキを受けてすぐに埼玉栄を抜き去る。ものすごいスピードで首位の仙台育英を追いかける、序盤の3kmで20秒ほど差を詰める驚異の走り。明らかにスピードが違い、4kmで5秒差となり、ついに追いつく。そのまま抜き去るかと思われたが、仙台育英の小原が素晴らしい粘りを見せ、さらにムワニキのラストスパートにしっかり対応。逆に最後は突き放す形でトップでのタスキリレーとなった。
後方では動きが見られ、2.5km時点で学法石川の加藤が佐久長聖を捉え単独4位に浮上。佐久長聖の1年生、越は少し苦しい表情に。学法石川の加藤は快走を続け、3位の埼玉栄と30秒あった差が15秒、最後は2秒差まで追いすがった。
5区通過
1 #仙台育英 1:53:44
2 #世羅 +1
3 #埼玉栄 +1:01
4 #学法石川 +1:03
5 #佐久長聖 +1:24
6 #秋田工 +1:36
7 #洛南 +1:43
8 #倉敷 +2:01
9 #藤沢翔陵 +2:08
10 #敦賀気比 +2:17
これまでの経過
1区
いきなりレースが動く。競技場内は大集団でレースが進み、埼玉栄や伊那白鳳、東京農大二などが先頭を引っ張る。その後埼玉栄の白鳥が抜け出し、そのまま独走体制を築く。最初の1kmを3分1秒、次の1kmも2分45秒とハイペースで飛ばし、後続を10m、20mと突き放し、中間点を越える辺りでは200mほど差をつける。そのまま勢いが衰えることなく、18:54の見事な区間新記録でタスキリレー。2位集団は世羅、秋田工、西脇工、仙台育英、滋賀学園、聖望。優勝を狙う倉敷は30番あたりと苦戦、三連覇を狙う佐久長聖も9番手とやや苦戦している。
2区
8.9kmの長距離区間。緩やかな上りが続き、風の影響も受けやすい難しいコースとなっている。埼玉栄の独走が続く、佐藤が力強い走りで後続を寄せ付けない。2位集団は仙台育英、世羅、洛南、聖望の4チームになり、なかなか埼玉栄との差をつめられない。先頭から340m後方で倉敷の石原が爆走。タスキを受けてから10人を抜きさり、前を追い続けている。そのすぐ後ろでは、持ちタイム2区最速の鎌倉学園の児玉も石原を追うよう好走。児玉は素晴らしい走りで次々と前の選手を抜き、6位まで順位を押し上げた。
3区
激しいアップダウンが続く。先頭を走る埼玉栄の1年生、上吉川も激しい上り坂を力強く登る。後続の追い上げがすさまじく、タスキを受けた時点では50秒ほどあった差がチェックポイントでは2位世羅が25秒差まで迫る。まだまだわからない展開が続く。埼玉栄は2区以降の全員が1年生。このまま逃げ切りなるか。
三連覇も狙う佐久長聖は1年生の伊藤が快走。チェックポイントでは50秒差の5位に詰め寄り、そのまま前を追いかけ続け3位仙台育英、2位世羅に追いつくすばらしい走りを見せた。
4区
9.1kmの最長区間。タスキを受けて早々にレースが動く。3位で通過した仙台育英のエース吉居が一気に埼玉栄に追いつき首位に浮上。並走することなく、あっという間にその差を10秒ほどに広げる。そのまま好走を続け、7〜8kmのラップが3分1秒とペースアップ!向かい風に負けない素晴らしい走りで、後続との差を30秒以上に広げタスキリレー。後続は、6.5km時点で世羅が埼玉栄を抜き2位に浮上する。そのさらに後方では5位グループが学法石川、秋田工、倉敷、洛南の4チームとなる。学法石川の長谷部はこの時点で4人抜きの快走。その後秋田工と抜き出し前の4位佐久長聖を追い、差を詰め続けた。
リアルタイム速報は「試合詳細を見る」からご覧ください