築100年料亭「美濃幸」高級ホテルに 京都・東山25日開業

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25日に開業するホテル「そわか」のスイート。料亭時代は「ほら貝の間」として使われた(京都市東山区)

 旅館・飲食店運営の畑中(京都市東山区)はこのほど、同区の八坂神社近くにある1912年創業の料亭「美濃幸」として親しまれた数寄屋建築を改修した本館と現代的な新館による全23室の高級ホテル「そわか」の内覧会を行った。25日にオープンする。

 昨年11月から試泊として先行開業している本館は築約100年の貴重な数寄屋建築の主要な構造を残しながら11室を設けた。庭や建具もほとんど手を加えず用いた。

 97平方メートルのスイートは2階から庭を見下ろせ、土壁のベッドルームや居間、ひのき風呂を備える。このほか、茶室付のメゾネットなど建物の特徴を生かした部屋が並ぶ。新館は和のデザインを現代風に取り入れた12室を設けたほか、宿泊者以外も利用できる日本料理のレストランが入る。

 1泊1室3万円から。本館、新館とも家具や調度品、アメニティーには京都の製品を積極的に使用しており、矢島泰介総支配人は「私たちのホテルを通して、京都の職人の仕事に出合ってほしい」と話した。