若葉台住宅を考える会 まちの魅力、HPで発信 空撮も活用 移住促進図る

相模原市緑区

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ドローンで撮影したHPの1シーン

 旧城山町域にある若葉台地区の住民有志により組織された街づくり団体「若葉台住宅を考える会」(柳井正晴代表)は昨秋から、少子高齢化による人口減少を打開しようと、地域を紹介するホームページ(【URL】https://www.sagamihara-wakabadai.com/)の運用を始めた。ドローンを活用した街並みの紹介など独自の内容で地域の魅力を発信し、移住促進を図る。

 若葉台住宅は、都市集中化で東京郊外に造成された、個別住宅の集積した区画。相模原台地を見下ろす高台にあり、城山湖などの豊かな自然に囲まれた環境にありながら都心にも通勤通学が可能で、1976年に入居が始まると30〜40代の世帯が集中的に転入した。

 ところが、年齢分布が若年層に偏ったことから、進学や就職、結婚といった機会に若い世代が一斉に転出すると人口が減少。90年代のピーク時には3500人近くあった人口は現在2千人あまりとなり、それとともに高齢世帯も増加した。開発が制限されていることからも、新規転入がなかなか見込めない状況にあった。

 こうした中で、先々に危機感を持った住民有志が2017年3月、任意団体として同会を結成。同年11月に市の街づくり団体として認定され、これまでに、住民に問題を提起し、専門家の意見を聴きながら、協議検討する場を設けてきた。

 そんな中、若葉台住宅が抱える課題の一つに情報発信があった。「あまり存在が知られておらず、若葉台と検索しても、ここは出てこない。それでは街を見つめてもらえない」。そこで昨年10月、同会は地域の魅力を外部へ発信するため、区の地域活性化交付金を活用してホームページを開設した。

 コンテンツの目玉は、若葉台や周辺地域の四季折々の風景をドローンで空撮した動画。地域行事などの様子も盛り込んだ。またページ内には若葉台の説明、イベントや周辺地域の情報なども入れた。

 移住定住の促進策として同会では、サイト開設と時期を同じくして若葉台自治会と共催し、自治会館で朝市も開始。住民が作った朝どれ野菜を安く購入できると定着してきた。さらに、住民のコミュニティの場として、空き家を借りて週1回のサロン&ギャラリーも開設した。サイトでは、これらの企画も紹介する。

 「移住者の声を反映させたり、インスタグラムを活用したりしてサイトの内容を充実させていきたい」と同会。今後は、防災と絡めた公園でのキャンプ(避難体験)なども画策する。同会では「最終目標は多世代が安心して暮らせるまちづくり。そのためには若い人にどんどん集まってもらいたい」と話している。