【MLB】バーランダー、37歳から2年73億円 契約延長合意、年36億超は投手史上最高

アストロズのジャスティン・バーランダー【写真:Getty Images】

現在36歳も衰え見せず来季以降の高額契約の合意、MLB公式サイトが報じる

 アストロズのジャスティン・バーランダー投手が2年総額6600万ドル(約72億5502万円)で来季からの契約延長に合意したとMLB公式サイトは23日(日本時間24日)に報じた。24日(同25日)の記者会見で正式に発表されるという。

 現在36歳のバーランダーは2017年途中にトレードでアストロズに加入すると、同年の世界一に貢献。昨季も34試合に登板し、16勝9敗、防御率2.52をマーク。290奪三振はア・リーグ1位で自身のキャリアハイと、まだまだ衰える気配を見せない。28日(同29日)には、敵地レイズ戦で自身11度目の開幕投手を務める予定だ。

 MLBネットワークのジョン・ヘイマン記者によると、年平均3300万ドル(約36億2751万円)はザック・グリンキー投手の3250万ドル(約35億7255万円)を抜いて投手の史上最高記録になるという。バーランダーは現在の契約が今季限りで満了となる見込みだったが、これで2021年まで契約を延長。37、38歳の2シーズンで総額73億円を手にすることになる。

 アストロズは21日(同22日)に中継ぎ右腕ライアン・プレスリーと2年総額1750万ドル(約19億2368万円)、22日(同23日)にスター三塁手アレックス・ブレグマンと5年総額1億ドル(約109億9200万円)で契約を延長するなど長期的な戦力を着々と整えている。さらに、来季にはトミー・ジョン手術で離脱中の昨季12勝ランス・マッカラーズJr.投手が復帰、MLB有望株ランキング投手全体1位のフォレスト・ウィットリー投手が昇格すると見られている。

 20日(同21日)には同じア・リーグ西地区エンゼルスのマイク・トラウト外野手が12年総額4億2650万ドル(約468億8282万円)で契約を延長したばかり。今後、トラウトと大谷を軸に世界一を見据えて補強に動くと見られるが、アストロズのリーグ最強右腕がその前に立ちはだかりそうだ。(Full-Count編集部)

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