<レスリング>オリンピック女王が世界女王を破る!…3.23カナダ選手権

東京オリンピックのカナダ代表争いで一歩リードしたエリカ・ウィーブ(左)。右はジャスティナ・ディスタシオ

 今年のパンアメリカン大会や世界選手権の代表選考会となるカナダ選手権が3月23日、カナダ中央部にあるサスカトゥーンで行われ、女子76kg級は2016年リオデジャネイロ・オリンピック優勝のエリカ・ウィーブが、昨年の世界選手権72kg級優勝のジャスティナ・ディスタシオを決勝で3-0で破って優勝した。

 ウィーブはオリンピックで優勝したあと、世界最大のプロレス団体WWEからのスカウトもあったが、レスリング活動を続け、昨年はコモンウエルス大会やポーランド女子国際大会などで優勝。世界選手権では銅メダルを獲得した。ディスタシオはウィーブが出場しなかった2017年世界選手権75kg級で3位となり、昨年の世界選手権は72kg級で優勝。東京オリンピックへ向けて両者の激突が予想されていた。

 同53kg級は世界選手権3位のディアナ・ウェイッカーが優勝、50kg級は2012年に世界選手権51kg級で勝っているジェシカ・マクドナルドが勝った。

 女子の各階級の優勝選手は下記の通り。


女子

 【オリンピック階級】
▼50kg級 MacDonald, Jessica=2018年世界選手権代表
▼53kg級 Weicker, Diana=2018年世界選手権3位
▼57kg級 Taylor, Hannah Fay=2018年世界ジュニア選手権5位
▼62kg級 Godinez Gonzalez, Ana
▼68kg級 Di Bacco, Olivia Grace=2018年世界選手権5位
▼76kg級 Erica Wiebe=2018年世界選手権3位

 【非オリンピック階級】
▼55kg級 Davis, Jayd Alexandria=2018年世界ジュニア選手権53kg級7位
▼59kg級 Beauregard, Laurence=2018年世界大学選手権優勝
▼65kg級 Heffel, Hayley=2018年世界大学選手権2位
▼72kg級 Sterling, Darrion=2016年世界ジュニア選手権3位

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