オリ西村監督、4回7失点の榊原に注文 「もっと攻めていくものがあってもいい」

阪神とのオープン戦に先発したオリックス・榊原翼(後ろは捕手の若月)【画像:(C)PLM】

開幕ローテに入り3月31日の日本ハム戦に先発することが濃厚

■阪神 8-4 オリックス(オープン戦・24日・京セラドーム)

 オリックスの榊原翼投手が24日、阪神とのオープン戦に先発し、開幕前最後の登板を4回6安打7失点。西村監督は開幕第3戦目の3月31日対日本ハム戦に先発することが濃厚な右腕に「もっと攻めていくものがあってもいい」と注文をつけた。

 榊原は初回を3者凡退に仕留める最高のスタートを切ったが、2回の先頭・大山に一発を浴びると突如崩れた。1無死満塁のピンチを招くと西に中前適時打、木浪に2点タイムリー二塁打、糸井には走者一掃の3点適時打を浴びるなど一挙7失点。

 前回登板の17日・広島戦では躍動感溢れる投球で7回1安打無失点の好投で開幕ローテを当確させただけに指揮官は「初回はよかったけどそのあと。もっと攻めていくものがあってもいいかなと。ホームランを打たれて余裕がなくなったように見えた」と課題を口にした。

 榊原本人も自覚しているようで「2回は焦ってアウトを欲しがってしまい、投げ急いでしまいました」と反省。育成からスタートし高卒3年目にして自身初の開幕ローテ入りを果たした右腕。残り1週間で強気の投球を取り戻したい。(橋本健吾 / Kengo Hashimoto)

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