越谷で「非常事態宣言」、越谷市と越谷署が発令 カードだまし取られる詐欺被害が相次ぎ現状打破へ

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 埼玉県越谷市と越谷署は22日、特殊詐欺被害が相次いで発生していることを受けて「特殊詐欺被害非常事態宣言」を発令した。高橋努市長と倉林修身署長が連名で、被害を拡大させない決意と特殊詐欺撲滅に向けた取り組みを連携強化していくことなどを宣言した。

 市内では今年1~2月に18件の特殊詐欺被害が発生。前年同期比で10件増加しており、多くがキャッシュカードをだまし取られる被害だという。

 高橋市長は「必死に働き穏やかな老後のためにためた財産を一瞬にしてだまし取る詐欺は許すことのできない犯罪。被害者を出さないために越谷署とタッグを組み、特殊詐欺被害撲滅にまい進していきたい」と決意を表明した。

 倉林署長は「危機的状況を打破すべく、広く市民の皆さまに被害状況を知ってもらい、特殊詐欺被害を防止するために今回の非常事態宣言を高橋市長に依頼した。連携を図った被害防止活動ができると期待している」と宣言の趣旨などを説明した。

 市は防災無線を使った注意喚起を毎日行うなど、広報による周知を強化するほか、同署と連携した啓発キャンペーンなども行っていくという。

宣言文を読み上げる高橋努越谷市長(左)と倉林修身越谷署長=22日、越谷市役所