岸博幸氏、“民意問う”大阪都構想に意見 「公約の重みはあるが…」

©ジグノシステムジャパン株式会社

中西哲生がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「クロノス」。3月13日(水)放送の「BREAKFAST NEWS」のコーナーでは、慶應義塾大学大学院教授の岸博幸さんが、大阪で行われる“ダブル選”について意見を述べました。

岸博幸氏、大阪“ダブル選”に言及

松井一郎・前大阪府知事と吉村洋文・前大阪市長が辞職を表明し、両氏が入れ替わって出馬する“ダブル選”。3月21日(祝・木)に知事選が、24日(日)には大阪市長選が告示され、投開票は統一地方選と同日の4月7日(日)に行われます。

この“ダブル選”の争点は、大阪維新の会が掲げている「大阪都構想」の是非になります。しかし、大阪都構想についてはこれまでも民意を問うてきた過去があり、「地方自治の私物化では」と批判の声も。

この“ダブル選”について岸さんは、「評価できる点とできない点がある」と話し始めます。

まず、評価できる点としては、大阪維新の会が「公約の重みを重視していること」と述べます。小池百合子都知事が築地市場跡地の再開発方針を転換したと非難された例を挙げ、「しっかりと公約を守らない政治家は評価されない。小池都知事の例と比べると、大阪維新の会はずっと大阪都構想にこだわってきて、公約の重みがある」と、政治家としての姿勢を評価します。

一方で、評価できない点としては、やはり「今回が3回目の選挙だ」とのこと。「十分民意は問うてきた。その上で(大阪都構想の必要性を市民に)説得できていないということ。また、大阪市が抱える問題は、経済、社会保障など、ほかにもたくさんある」と話します。

それとは別に、“ダブル選”の熱心な報道に対し、ある懸念を抱いているという岸さん。それは「統一地方選が近いにもかかわらず、大阪のことばかりが報道されていた」こと。「統一地方選のほうが、自分が住んでいるところに影響がある。本当にいい区議長を選んでるところと、そうでないところでは、やはり違いが出るもの」とその重要性を説き、「地方選、地方議会などへの意識が低いのではないか」と指摘していました。

【番組概要】
番組名:クロノス
放送日時:毎週月~金曜6:00~8:55
パーソナリティ:中西哲生(月~木)、速水健朗(金)
アシスタント:綿谷エリナ(月~金)
番組Webサイト:http://www.jfn.co.jp/ch/