殉職消防団員、志刻む 釜石、8人の顕彰碑建立

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殉職消防団員8人の名前を刻んだ顕彰碑。遺族の福永安子さんが、教訓の伝承を願った

 釜石市と市消防団(山崎長栄(ちょうえい)団長)は24日、同市鈴子町の鈴子広場に、東日本大震災で避難誘導中などに犠牲となった殉職団員8人の顕彰碑を建立、除幕した。住民を守ろうと最後まで勇敢に行動した志をたたえ、後世に伝える。

 一つの台座の上に石碑2基を建立し、台座を含め高さ2メートル、幅2.9メートル。向かって左側の1基には8人の名前と「尊命を賭(と)した義勇を永遠に讃(たた)える」と刻んだ。右側の碑には、地震と津波の状況と殉職団員の行動、教訓を記した。

 除幕式には、5組8人の遺族と消防関係者ら約40人が出席した。野田武則市長は「ご功労に報い、悲劇を繰り返さないため次の世代への教訓にしたい」とあいさつ。遺族が献花した。