【高校野球】盛岡大付、9回あと1球で敗退から同点→延長11回サヨナラ 初戦を突破

盛岡大付が延長の末激闘を制す

延長11回はノーヒットで1点をもぎ取りサヨナラ、石岡一は初出場初勝利ならず

 第91回選抜高校野球大会は25日、大会3日目が行われ、第2試合は盛岡大付(岩手)が21世紀枠で春夏通じて甲子園初出場の石岡一(茨城)に3-2で逆転勝利。あと1球で敗戦と追い込まれながら9回に2点差を追いつき、延長11回にサヨナラ勝ちした。石岡一は甲子園初出場初勝利に届かなかった。

 試合は石岡一の岩本、盛岡大付の阿部による投手戦に。均衡を破ったのは石岡一。3回に先頭・滑川が四球を選ぶと、古屋が犠打で1死二塁とチャンスを作る。武田は一ゴロに倒れて2死三塁に。ここで酒井はニゴロ。しかし、一塁手の及川がベースを踏むことができずにセーフ。三塁走者の滑川が生還し、1点を奪った。

 石岡一は6回に2死一、三塁のチャンスを作るも、ここは阿部が踏ん張って無失点。一方、岩本は4回以降はヒットや四球で4イニング連続で走者を出しながら、無失点に抑える。8回は3者凡退に仕留めると、その裏に打線が3連打で貴重な追加点を奪った。

 しかし、9回に盛岡大付が反撃。先頭の佐々木がヒットで出塁後、2アウトとなるも、小野寺がライトへの二塁打でつなぎ2死二、三塁に。ここで小川が1ボール2ストライクと追い込まれながら、岩本の直球を右翼に痛烈なライナーで運ぶタイムリー。2者が生還し、あと1球で敗戦という状況から試合を振り出しに戻した。

 試合は延長に突入。盛岡大付は11回、ノーヒットで1死満塁の好機を作ると、島上は投ゴロも岩本の本塁への送球が逸れ、サヨナラ勝ちした。(Full-Count編集部)

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