<東日本大震災>語り部の能力向上を 陸前高田観光物産協会が講習会

©株式会社河北新報社

震災語り部としての能力向上を目指して講座に臨む市民

 陸前高田市観光物産協会が、東日本大震災の語り部の能力向上を目指して講習会を始めた。今夏にも岩手県震災津波伝承館が市内に開館するのを踏まえ、震災の事実や教訓について幅広い知識を備え、正確に伝えられる人材を育てる。

 18、19両日にあった講座には、タクシー運転手、市内在住の外国人ら既に語り部として活動している市民約30人が参加した。案内する相手の関心に応じて説明の内容を選択するなど語り部のポイントや県内の被災、復興状況を学んだ。

 参加者は7月までに計4回の講座を受講し、他地域の語り部活動を学んだり、実地に研修したりする。修了者には「認定ガイド」の資格が授与される。

 市内では、個人や団体が独自の手法で語り部活動をしているのが現状だ。津波伝承館の開館を前に基本を学び直し、伝えるべき基礎情報を共有してもらう。

 講座を受けた主婦(46)は「市外の状況も学んで知識を増やし、広い視野で震災を伝えたい」と話した。