あの時みた、あの選手の今【川崎F編】

Jリーグも誕生してから25年が経ち、また一つの節目を迎えた。そこでシリーズ企画としてかつてJリーグで活躍した選手、あの時みたあの選手の今を各クラブに分けて紹介していきたいと思う。 なお今シリーズは10年前の所属メンバーを参考に、そこから数選手を独自にピックアップして紹介していきたいと思う。

初回となる今回は、Jリーグ2連覇中の王者川崎フロンターレからピックアップ

MFヴィトール・ジュニオール

「VJ」の愛称でも親しまれていたヴィトール・ジュニオールは2008年にブラジルの名門サントスから期限付きで加入、翌年には完全移籍が決まった。167cmと小柄ではあるものの重心の低い迫力あるドリブルは攻撃にアクセントを生み、所属した3年間でリーグ戦は57試合に出場、12ゴール3アシストという記録を残している。

そんな彼は川崎Fを退団した後、ブラジルのコリンチャンスへと移籍、そこでは中々出場機会が得られずメキシコ、タイ、サウジアラビア、カザフスタンなどのクラブへ期限付き移籍を繰り返した。今現在はブラジル4部のBrusqueというクラブでプレーを続けている。

FWレナチーニョ

所属した3年間で強烈なインパクトを残したレナチーニョ。FWジュニーニョとのコンビは常に相手の脅威となっていた。2010年、起用法に不満を示し練習を無断欠席、更にはブラジルに無断帰国とピッチ外でのゴタゴタはあったもののファンからの人気は高く、「崖の上のポニョ」を題材としたチャントは印象的だった。

その後、日本代表MF中島翔哉も所属していたポルトガルのポルティモネンセへと移籍。もう日本で彼のプレーを見ることは難しく思われたが、なんと今シーズン関東1部リーグVONDS市原へと加入。7シーズンぶりに日本に帰ってきた。

FW黒津勝

川崎Fに12年間所属したミスター川崎フロンターレの一人FW黒津勝。少ない出場時間でも結果を残す決定力の高さがあり、いつでも高水準のプレーをやってのけた。

そんな黒津は川崎フロンターレを退団後、横浜FC、ガイナーレ鳥取でプレーをし、現在は社会人リーグに所属するJ.FC MIYAZAKIで活躍を続けている。

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