Azur Drones、Skeyetechシステムでヨーロッパ初の完全自律飛行の承認取得

最近のドローンのトレンドの一つに完全自律飛行がある。飛行だけではなく、充電、管理まですべてのことが自動化されることである。今回、フランスの無人機使用を規制する民間航空総局(DGAC) はパイロットなしでの完全自律ドローンを承認し、新しい道への一歩を切り開いた。

監視系UAVsでは、ヨーロッパを牽引するのAzur DronesがDGACから完全自律飛行ドローン向けに承認が下りた。そのSkeyetechシステムはドッキングステーションから離陸し、遠隔操縦士を必要としない、全自律型ドローンである。フランスでの飛行は特定のパイロット資格を必要とするため、この承認は前例がない。

Skeyetechドローンは目視外飛行(BVLOS)で昼夜問わず、私有地や都市部エリアを簡単な遠隔地オペレータによって飛行が可能である。この独自の承認によって、警備員がパイロットライセンスなしで直接操作することが可能になる。この無人機はそのような地域を巡回するなど、緊急時には貴重な航空からの情報取得を可能とする。

およそ18ヶ月間の密接なDGACとの協力があったため、この承認を大変誇りに思います。私たちはこのシステムを作る上で、民間航空当局の要件である安全性、信頼性、品質という点を担保しなければなりませんでした。このプロセスで明らかに多く力を注いだのは完全自律型という我々のシステムです。

とAzur DronesマネジングディレクタであるStéphane Morelli氏は説明する。

この先例のない承認は、民間プロフェッショナル用ドローンにおいて大きな進歩を果たしました。Azur Dronesによってこの巨大な未開の市場が解き放たれました。というのも現在は複雑なドローンの一般的ソリューションの実装によって抑制されていましたから。標準のパイロットソリューションとは異なり、当社のシステムは使いやすく、24時間365日、正確で信頼性の高いシステムです。

とAzur Drones CEOのJean-MarcCrépin氏は付け加えた。

この認可によって、 Azur Drones のリーダーシップと技術力の高さが確認できる。またフランスや海外で、同社はセキュリティ市場での自律型ドローンの標準化を目指している。Azur Drones はすでに他の国での承認を取得するため、他局との協議に乗り出している。

© 株式会社プロニュース