【CRI時評】中仏国交樹立55周年、銘記し順守すべき基準

©株式会社 Record China

 2018年のG20ブエノスアイレス・サミットの会期中、注目を集めた記者会見があった。中国の王毅国務委員兼外交部長とフランスのルドリアン外相、国連のグレーテス事務総長が共同で各国メディアに向き合い、気候変動への対応で共に努力すると改めて約束したのだ。これは、三者が大気の変動を重視していることを世界に伝えただけでなく、気候変動の分野での中国とフランスの密接な協力を示すものだった。

 中国の最高指導者である習近平国家主席は「中国とフランスは特殊な友だ」と語る。中国人は往年のことを忘れない。フランスに言及する時には常々、フランスは、新中国の成立後に大使を交換しあう外交関係を樹立した最初の西側の国だったと強調する。ドゴール将軍は1960年代、非凡な智慧と勇気をもって、中華人民共和国との全面的な外交関係を率先して樹立し、冷戦の障壁を打ち破り、自ら進んで中国と西側世界の距離を縮めた。中国人はこのことをずっと評価し続け、フランスに対して特別な感情を自然に抱いている。

 当然ながら、中仏関係の発展と深まりは、双方の開放と協力の恩恵を受けてのものだった。中国が1978年に改革開放を始めるに際し、当時の指導者だった鄧小平氏は、中国はフランスの技術を導入して大型原子力発電所を建設すると宣言した。アナリストによると、中仏が原子力発電の協力を進められたことはまず、両国の政治的相互信頼の恩恵を受けたものだった。当時の広東大亜湾原発から、フランスの第3世代原子力発電技術を採用した広東台山原発1号ユニット、さらには中仏が手を携えて受注に成功した英国のヒンクリーポイント原発プロジェクトまで、政治的相互信頼が中仏の深い協力を一貫して推進した。中仏の貿易総額は去年、600億ドルの大台を突破し、史上最高となる前年比15.5%増の629億ドルに達した。

 世界各国は今まさに、これまで長期に渡ってなかった大変動を経験している。この大きな背景のもとにあって、フランスとEUは競争力保持のため、対中関係を含む対外関係を調節しようとしている。ここで強調したいことは、世界の波風がどのように変化しようとも、中国とフランスはいくつかの有効な基準を順守しさえすれば、両国の「特殊な関係」を揺るぎないものにして発展させられることだ。その基準とは、中国の習近平国家主席が総括した「四つの鍵」、すなわち独立自主、開放とウィンウィン、包容と学び合い、責任を全うすることだ。

 習近平主席が打ち出した「一帯一路」提唱には黄金の法則がある。すなわち、「協議 協業 共有」だ。このことは、平等、協力、ウィンウィンを意味する。中国とフランスには政治における高度な相互信頼があり、フランスは「一帯一路」の枠組みのもとでさらに大きな役割を果たし、中国と共に「一帯一路」を推進・建設し、さらに第三者市場での協力の分野でもさらに大きな歩みを進めることができるはずだ。

 世界最大の消費市場である中国では2018年、社会消費の小売総額が38兆元に達した。中国市場は中国の貿易パートナーに対して、とりわけフランスに対して巨大なチャンスを提供した。原子力発電や航空分野以外に、フランスのワイン、牛肉、化粧品、アパレル、医薬品は中国の消費者に高く評価されている。中国商務部によれば2019年1-2月、中国のフランスからの輸入は前年同期比42.2%もの伸びを示した。

 開放を維持すれば、必然的にウィンウィンがもたらされる。これは中国が過去40年間に得た最大の収穫の一つだ。フランスは55年前、世界に向けて自らの独自性と抱擁力と責任を示した。現在の世界はさまざまな試練とチャンスに満ちていると同時に、不確実性も存在する。人々はフランスに対して、これまで通りに独自性と果敢さ、知恵を発揮することを期待している。(CRI論説員)