天海祐希率いる「キントリ」に塚地武雅が新加入!

テレビ朝日系で4月11日スタートの連続ドラマ「緊急取調室」(木曜午後9:00)で、天海祐希が演じるたたき上げの取調官・真壁有希子ら「緊急事案対応取調班(通称・キントリ)」のメンバーにドランクドラゴンの塚地武雅がレギュラー参戦することが明らかになった。

同作は、有希子が可視化設備の整った特別取調室で取り調べを行う専門チーム・キントリのメンバーとともに、数々の凶悪犯と一進一退の心理戦を繰り広げる刑事ドラマ。塚地が演じるのは、キントリに異動してきた刑事・玉垣松夫。画像解析のエキスパートである彼は、人と人との向き合いに重点を置いた泥臭い捜査や取り調べを貫くキントリメンバーに、新視点の推理を提示しながら強硬な被疑者を丸裸にすべく力を合わせていく。

主演の天海は「塚地さんとは一度共演させていただいているんです。本当にちょっとしたシーンでの共演だったのですが、『やっぱりお笑いの方は間がよくて、お芝居がお上手だな!』と思ったんですよ。だから、何の心配もしていないです! きっと撮影初日から“何年も前からいらっしゃった方”のようになるんじゃないでしょうか」と笑顔をこぼしながら塚地の加入を歓迎した。

そんな天海のことを「本当にカッコいいんですよ!」と絶賛する塚地。初参戦の塚地は、周囲との距離感の取り方などを探り探りの状態でスタジオに入ったという。そんな様子を知ってか知らずか、「キントリメンバーと並んだ時も、天海さんが『もとからいた感じだね』と言ってくださった上に、大杉漣さんがいた時の全体バランスと比べて『あれ? 高さがなくなって、横幅が…』とイジってくれながら、温かく迎えてくださってありがたかったです」と天海の自然体なフォローに救われたと明かす。さらに芝居でも、「天海さんの中で有希子というキャラクターが完全に出来上がっているから、距離の詰め方もそこで掴めたというか…。台本には書いてなかったんですけど、本番でいきなり天海さんからガッと羽交い締めされて、『あ、この人はこういう距離の詰め方をするんだ!』と分かったんです」と、すっかり信頼を置いている様子だった。

今回、塚地が演じる玉垣は、故・大杉漣さんが前シーズンまで演じていたキントリの刑事・中田善次郎と警視庁・将棋部で親しくしていた間柄で、中田の退職を機にキントリに異動してきたという設定。そんな大杉さんについて塚地は「皆さんは『漣さんの代わりが務まるのか?』と思いながら、ご覧になられるかもしれません。でも、僕としては代わりを務めるつもりはありません」と語る。「漣さんとは何度も共演させていただいたんです。ある作品では地方ロケに1人で来た僕に、漣さんが撮影後『塚地くん、うちの車に乗ってくか?』と言ってくださって、送ってもらったこともあったんですよ。しかも、本当だったら次の作品で上司と部下の役で共演するはずやったんです…。そんなこともあって、何かの縁も感じますし、力いっぱい演じて漣さんにも見てもらえたらなと思ってます」と、良き先輩であった大杉さんの思いを継いで演じることを誓った。

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