ベシクタシュはFC東京の室屋をロックオン!?  今夏の獲得を目指すとトルコメディア

ベシクタシュ移籍の可能性が報じられた室屋 photo/Getty Images

トルコの強豪は新たな日本人選手獲得に動くかもしれない。日本代表MF香川真司が所属するベシクタシュはFC東京に所属する同じく日本代表DF室屋成の獲得に興味を抱いているようだ。

トルコ『sporx』によると、ベシクタシュは現在のチームで右SBのレギュラーを務めるギョクハン・ギョニョルが34歳と高齢であることを懸念しており、次世代の選手を探していたという。さらに同メディアは、ベシクタシュが室屋のために移籍金約150万ユーロを用意していることと、移籍が6月に予定されていることも伝えている。

先日、ベシクタシュのフィクレット・オルマン会長は市場調査やスポンサー探しのために日本を訪れた。その際、香川の完全移籍および長期契約締結に意欲を見せるとともに「新しい日本人選手に興味を持っていて、何人かリストアップしている」とコメントしており、次なる日本人選手の獲得を狙っていることを公言していた。

ベシクタシュは今冬に獲得した香川の活躍によってユニフォームの売り上げが倍増するなど、ピッチ外でも多大な恩恵を享受している。世界でも有数の親日国として知られるトルコでは、日本人選手がクラブに受け入れられるスピードが他の欧州各国よりも早いのだろう。もちろん加入後のパフォーマンス次第ではあるが、室屋がチームに溶け込むための材料は多く、初の海外挑戦としては最高の環境であることは間違いない。24日には同クラブがC大阪所属のMF清武弘嗣を獲得するとの情報も現地メディアによって伝えられた。室屋の移籍もあわせて成立となれば、トルコで本格的に日本人ブームが巻き起こるかもしれない。

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