瑛九作品世界へ 香港で展示、国内外での再評価期待

瑛九(えいきゅう)

 宮崎市出身の画家、瑛九(本名・杉田秀夫、1911~60年)の海外では初となる個展形式の作品展が27~31日、香港で開かれる。瑛九は、戦後日本の前衛芸術に大きな足跡を残し、同市・県立美術館をはじめ国内では50施設以上が作品を収蔵する重要作家だが、海外では「相当な通だけが知っている」(識者)のが現状。草間弥生など日本の前衛作家への評価が高まる中、関係者は「今回の展示が、国内外で再評価が進む契機になる」と期待する。

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