日本もうらやんだ「リンチピン」が消えていた?米韓同盟を韓国メディアが懸念

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2019年3月25日、韓国・中央日報は「米韓同盟が試練を迎えている」と報じた。

記事は「米韓同盟の現状を表すバロメータ」として「トランプ大統領の発言と書き込み」を挙げている。トランプ大統領は17年1月の就任から今月9日までに5950件のコメントをツイッターに書き込んだが、これまで米韓同盟を象徴する単語として使用されてきた「リンチピン(linchpin、核心軸)」との表現は一度も登場していないという。トランプ大統領は同表現を口に出したこともないといい、その理由について記事は「トランプ大統領が同盟より国益を重視しているため」と分析している。一方、トランプ大統領は就任後、日米同盟についてはこれまでと同じ「コーナーストーン(cornerstone、礎石)」との表現を使用したという。

オバマ前大統領は10年から16年まで、年に1度は必ず米韓同盟を「リンチピン」と表現した。10年代初めには日本政府が「リンチピンとコーナーストーンでは、リンチピンの方がより重視された表現」と分析し、その結果をとても悔しがっていたとの話もあるという。

こうした状況の中、先月28日に行われた米朝首脳会談が物別れに終わった。記事は「トランプ政権の非核化ビックディール解決法に暗雲が漂っており、米韓の亀裂のさらなる拡大が懸念される」と伝えている。米朝首脳会談後、韓国大統領府は「トランプ大統領が文大統領に積極的な仲裁役になることを求めた」と明らかにした。しかしこれについて、ホワイトハウスの事情に詳しい消息筋は「トランプ大統領はビックディール解決法を北朝鮮に説明し、これまでの政策を変えなければ制裁解除も対話もないと説得できるのは文大統領しかいないという趣旨の発言をした」とし、「韓国大統領府の中立的な第三者的発言に米国は怒っていた」と話したという。米シンクタンクの関係者からは「韓国は大気汚染が深刻だというが、米韓間の粉塵はもっと深刻だ」との声も出ているという。

これに韓国のネットユーザーからは「韓国にとって米国ほどの友邦はいないのに」「国が心配だ。大統領選びがこんなにも重要だとは知らなかった」「時代遅れの左派政権のせいで、世界トップ10に入る強国の韓国が崩壊の危機に直面している」など不安の声が上がっている。

その他「無能な文大統領のおかげでただ日本だけが得している。本当は親日?」と指摘する声や、「どんな状況でも、韓国は米国や日本に背を向けては生きていけない。これは確かだよ」と訴える声も上がっている。(翻訳・編集/堂本)