介護施設に車いす贈呈 土井首中生徒会

 長崎市江川町の市立土井首中(城山昭雄校長、369人)の生徒会は22日、空き缶を集めて購入した車いす1台を、同市竿浦町の特別養護老人ホーム「喜楽苑」に贈った。
 生徒会は1995年ごろから、全生徒にアルミ缶を自宅から持ち寄ってもらい、現金化して購入した品を地域の福祉施設に毎年贈っている。今回は昨年4月から今年2月までにアルミ缶約500キロを集め、車いす2台を購入。このうち1台は同市江川町のケアハウス「リエゾン長崎」に贈った。
 生徒会役員の2人が喜楽苑を訪ね、入居者の寺平ミヨ子さん(99)が代表で車いすを受け取った。厚生委員長の朝重麗さん(14)は「元気で長生きしてほしい」、副委員長の久保寅乃介さん(13)は「地域の方に貢献できてうれしい」とそれぞれ話した。

車いすを贈った土井首中の生徒ら=長崎市、喜楽苑

© 株式会社長崎新聞社