来春の教員、障害者採用枠 精神、知的も対象 年齢上限10歳引き上げ

 長崎県教委は25日の定例教育委員会で、2020年春の教員の障害者採用枠について、身体障害のほか精神障害と知的障害のある人にも対象を広げると明らかにした。年齢の上限も10歳引き上げ、「59歳以下」とする。
 県教委によると、表現が不適切だったため、「自力で通勤できる」「介助なしで職務を遂行できる」との要件を受験資格から削除した。点字や手話通訳者の準備など、県教委が配慮できる事項を実施要綱などに明記するという。
 出願期間は5月13~24日。1次試験は7月14日、2次試験は8月中旬~9月上旬に実施する。実施要綱は5月9日以降、県教委高校教育課のホームページからダウンロードできる。

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