ジェラード監督に不満露わ? 怒れる22歳「駐車場を使うことも禁止された」

レンジャーズで仕事をともにしたウマルとジェラード photo/Getty Images

レンジャーズを指揮するスティーブン・ジェラードはリーグ戦で2位に入っており、指揮官経験が浅い中で見事な成績を残している。全てが順調に進んだようにも見えるが、指揮官・ジェラードに不満を抱いている者もいる。ローマから昨夏にレンタルでレンジャーズに加入したFWサディク・ウマルだ。

22歳のウマルといえば2016年にリオデジャネイロ五輪にナイジェリア代表選手として出場し、日本戦でも得点を決めた22歳のストライカーだ。ジェラードの下で才能が開花するかと思われたのだが、ウマルはレンジャーズでほとんど出場機会が与えられなかった。今冬にはレンタルを切り上げ、新たにペルージャへとレンタル移籍している。

伊『Gianluca di Marzio』によると、ウマルもジェラードへの不満を露わにしている。十分なチャンスが与えられないまま構想外となったことが許せないようだ。

「突然トップチームのドレッシングルームを使うことはないと言われたんだ。その代わりに若い選手たちと着替えなければならなかった。数日後にはトレーニングセンターの駐車場を使うことも禁止された。屈辱だったから態度が変わった理由を聞いたが、答えはもらえなかった。ジェラードは何も説明しなかった。僕にも代理人にもね。何ができるのかを見せる十分なチャンスをもらえなかったと感じている。他にストライカーが起用できなかった時に1試合先発しただけだ」

レンジャーズでは先日の日本代表戦にも出場していたコロンビア代表FWアルフレッド・モレロスもいる。ポジションを確保するのは難しかったのだろうが、ジェラードのアプローチにはウマルも納得できなかったようだ。

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