ロマンスカーと河津桜が“共演” 五反田川沿い一足早い春

見ごろになった河津桜の並木の近くを走るロマンスカー=川崎市多摩区生田

 小田急線生田駅近くの五反田川沿い(川崎市多摩区生田)で、河津桜が見頃を迎えた。ピンク色の花の並木近くを特急ロマンスカーなどが行き交い、地域住民が一足早い春の“共演”を楽しんでいる。

 地元の有志が10年ほど前にまちづくり活動の一環で植樹したもので、川の右岸約140メートルに23本が並ぶ。保育園児や家族連れらが散歩の傍らに花を写真に撮るなどしていた。

 並木の管理などをしている五反田自治会の吉田輝久会長(76)は「フラワーガーデンと呼んで、パンジーなどを植えているコーナーも見頃。天候にもよるが、来週までは見頃が続くと思う」と話していた。

© 株式会社神奈川新聞社