スーパーフォーミュラ:VANTELIN TEAM TOM’Sが2019年カラー公開。興和と共闘4年目で王座獲得目指す

 2019年の全日本スーパーフォーミュラ選手権に参戦するVANTELIN TEAM TOM’Sが2019年のマシンカラーリングを公開した。このデザインをまとったSF19は、3月26日に富士スピードウェイで始まった第2回公式合同テストでも走行している。

 舘信秀総監督指揮のもと、中嶋一貴とニック・キャシディのふたりを起用してチャンピオン奪還を目指すVANTELIN TEAM TOM’S。新型シャシー『SF19』が導入される今季は興和株式会社の支援を受けて4年目の参戦となる。

 チームが走らせる2台のSF19は、これまで同様グリーンとホワイトをベースに、ゴールドのラインがあしらわれたデザインに。SF19の特徴であるコクピット保護デバイス『HALO(ヘイロー)』もグリーン塗装に仕上げられた。

スーパーフォーミュラ公式合同テスト富士を走る中嶋一貴(VANTELIN TEAM TOM’S)

 同様のデザインが施されたSF19は、3月4~5日に鈴鹿サーキットで行われた第1回公式合同テストでも走行しているが、開催中の富士テストではシャークフィン部分にスポンサーロゴも掲げられている。

 2014年のシリーズチャンピオンで、2018年はル・マン24時間も制した一貴と、2017年に史上最年少でスーパーGTを制し、スーパーフォーミュラでは昨年の最終戦までチャンピオン争いを演じたキャシディのコンビで挑むVANTELIN TEAM TOM’S。高いチーム力を誇る強豪だけに、新型シャシー導入で勢力図が塗り替わる2019年も、シリーズ争いの中心的存在になりそうだ。

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