津久井やまゆり園、居住棟を解体

相模原殺傷事件の現場

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居住棟などの解体工事が終了した「津久井やまゆり園」の様子を見に来た尾野剛志さん(中央)=26日午後、相模原市

 2016年7月に入所者19人が刺殺された相模原市の知的障害者施設「津久井やまゆり園」の建て替え工事で、事件があった居住棟の解体が終わり、神奈川県が26日、報道陣に公開した。敷地内には管理棟や体育館など一部の建物が残るだけで、居住棟だった場所の近くに植えられた桜の木はつぼみが膨らんでいた。

 様子を見に来た関係者もおり、事件で重傷を負った尾野一矢さん(46)の父剛志さん(75)は「走馬灯のように思い出が駆け巡って切ない」と話した。

 県は、入所者が仮移転している横浜市の「芹が谷園舎」周辺と現在地の2カ所に小規模施設を整備し、21年度中の開設を目指している。