ハイテク「植物工場」、中国農業の新形態に

©新華社

 

ハイテク「植物工場」、中国農業の新形態に

 20日、京東「植物工場」の外観。(北京=新華社記者/呉凱翔)

 【新華社北京3月26日】中国北京市の南東、六環路(環状6号線)の外側に中国のネット通販大手、京東集団(JDドットコム)が建設した「植物工場」がある。総面積は1万平方メートル余り。昨年12月に正式運用が始まった。ここで「生産」された野菜は、同社のオンラインとオフラインの双方で販売されている。

ハイテク「植物工場」、中国農業の新形態に

 20日、京東「植物工場」で野菜の生育状況を確認するスタッフ。(北京=新華社記者/呉凱翔)

 足を踏み入れた「工場」はハイテク感に満ちていた。1万平方メートル余りの場内は巨大な透明のカバーに覆われており、レタスやホウレンソウなどの野菜が規則正しく栽培棚に植えられている。空調設備により室温も随時適温に保たれていた。

ハイテク「植物工場」、中国農業の新形態に

 20日、京東「植物工場」で栽培棚に一列ずつ植えられたレタス、ホウレンソウなどの水耕栽培野菜。(北京=新華社記者/呉凱翔)

 同工場の責任者、趙磊(ちょう・らい)さんは「標準化された野菜栽培方式は非常に効率が高い。植物工場でのホウレンソウの成長サイクルはわずか19日で、1年に19回収穫することができる。普通の畑では年に4回以上収穫することはできない」と語り、「栽培に利用する栄養液はリサイクルが可能。畑の灌漑と比べて90%以上の水を節約できる」とも述べた。

ハイテク「植物工場」、中国農業の新形態に

 20日、京東「植物工場」で野菜の生育状況を確認するスタッフ。(北京=新華社記者/呉凱翔)

 近年では、北京以外でも深圳や蘇州、泉州、大連、長春などの都市で「植物工場」が相次ぎ建設されている。多くのハイテク企業や中国科学院などの研究機関が参画しており、農業のハイエンド化発展の流れはますます顕著になっている。

ハイテク「植物工場」、中国農業の新形態に

 20日、京東「植物工場」で栽培棚に一列ずつ植えられたレタス、ホウレンソウなどの水耕栽培野菜。(北京=新華社記者/呉凱翔)

 趙さんは「生活レベルの絶え間ない向上により、人々の食品安全に対する要求も高くなった。植物工場の野菜は無農薬であり、土壌汚染の影響もない。一般大衆のニーズにうまく合致しており、市場の潜在力も極めて大きい」と語り、「社会が高齢化するにつれ、労働コストは農業の発展を制約する要素となる。1万平方メートル余りの植物工場はわずか8人の労働者で足りる。労働コストを大幅に下げ、利潤率を高めることができる」と述べた。 

ハイテク「植物工場」、中国農業の新形態に

 20日、京東「植物工場」で栽培棚に一列ずつ植えられた水耕栽培野菜。(北京=新華社記者/馬岩)

 「栽培品種はミニホウレンソウやレッドレタス、ロメインレタスなど8品種に増えた。毎日収穫される野菜はすべて売り切れる。今後は引き続き規模の拡大に努め、技術を改良し、この農業モデルを成熟させたい」と趙さんは語った。(記者/馬岩)

ハイテク「植物工場」、中国農業の新形態に

 20日、京東「植物工場」で野菜の生育状況を確認するスタッフ。(北京=新華社記者/馬岩)

ハイテク「植物工場」、中国農業の新形態に

 20日、京東「植物工場」内部の様子。(北京=新華社記者/馬岩)

ハイテク「植物工場」、中国農業の新形態に

 20日、京東「植物工場」で栽培棚に一列ずつ植えられた水耕栽培野菜。(北京=新華社記者/馬岩)

ハイテク「植物工場」、中国農業の新形態に

 20日、京東「植物工場」で栽培棚に一列ずつ植えられた水耕栽培野菜。(北京=新華社記者/馬岩)

ハイテク「植物工場」、中国農業の新形態に

 20日、京東「植物工場」で野菜の生育状況を確認するスタッフ。(北京=新華社記者/馬岩)