【高校野球】広陵河野が150キロ完封、東邦石川は11K完投 筑陽学園は甲子園初勝利…選抜4日目

第91回選抜高等学校野球大会、大会4日目の結果

3試合とも接戦に 福知山成美、八戸学院光星、21世紀枠・富岡西が姿消す

 第91回選抜高校野球は26日、兵庫・西宮市の阪神甲子園球場で大会4日目が行われ、筑陽学園(福岡)、広陵(広島)、東邦(愛知)が2回戦に駒を進めた。

○筑陽学園 3ー2 福知山成美
 センバツ初出場の筑陽学園が福知山成美に逆転勝ちした。1点を追う4回に神内の左前適時打で同点に追いつくと、7回には2死二塁から野田が中越え適時二塁打で勝ち越した。投げては西が8安打を許しながらも打たせて取る投球で2失点完投。2003年夏以来の甲子園で初勝利を挙げた。対する福知山成美は小橋が8回143球9安打3失点も、打線が6回以降1安打と沈黙した。

○広陵 2ー0 八戸学院光星
 広陵のエース河野が完封勝利を飾った。味方の失策で迎えた8回2死二、三塁では武岡を遊飛に抑え、9回126球、8奪三振4四死球、3安打無失点の力投。5回の藤井と中冨の適時打で挙げた2点を守りきった。これまで最速148キロだったが、初回に150キロをマーク。プロ注目の星稜・奥川に続き、今大会2人目の150キロ投手となった。広陵は2010年以来となるセンバツ勝利。八戸学院光星は先発の後藤が8回5安打2失点も、打線が3安打と振るわなかった。

◯東邦 3ー1 富岡西
 東邦はエースの石川の投打に渡る活躍で21世紀枠の富岡西を下した。3番の石川は3回に先制犠飛を放つと、松井の左前適時打で勝ち越した7回には中前適時打。投げては9回7安打1失点。11三振を奪った。創部120年目の初出場となった富岡西はエースの浮島が8回9安打3失点と粘ったが、打線が7安打1得点。甲子園初勝利はならなかった。(Full-Count編集部)

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