いじめ放置、虚偽供述 茅ケ崎の教諭停職 校長らも処分

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茅ケ崎市立小のいじめ重大事態について陳謝する教育長(左から2番目)ら=茅ケ崎市役所分庁舎

 茅ケ崎市立小学校に通っていた男子児童(11)が同級生からのいじめが原因で2年以上にわたり不登校になった問題で、県教育委員会は26日、当時担任の女性教諭(31)を停職1カ月の懲戒処分にしたと発表した。女性教諭は同日付で依願退職した。

 県教委は処分理由について「学級内のいじめを放置した上、その事実について校長らに虚偽の供述をした」などと説明。当時の校長(56)も同日付で減給6カ月(10分の1)、教頭(59)を戒告処分とした。

 また、同市教育委員会は同日、教育推進部の男性担当部長(55)と市教育センターの男性所長(53)=前学校教育指導課長=を、それぞれ減給1カ月(10分の1)の懲戒処分にした。

 市教委は2人の処分理由について、担任教諭への聞き取り調査資料を第三者委員会に文書として提出しないなど「被害児童と家族に寄り添った対応を行わず、いじめ事態の長期化、重大化を招いた」としている。

 神原聡教育長は「教育委員会事務局を指揮監督する責任者としての責任は重い」として、自身の給与月額10分の5を自主返納したことを明らかにした。

 同事案を巡っては、2016年3月に当時、市立小2年だった男子児童の保護者の訴えでいじめが発覚。児童は心的外傷後ストレス障害(PTSD)を発症し、転校を余儀なくさせられた。第三者委は18年12月、日常的ないじめを認定した上で当時の担任や学校の対応が不適切だったとする最終報告書を公表していた。