福島県出身・あばれる君がナレーターの東日本大震災特番『シリーズ被災地の真実 双葉高校野球部 僕らの延長戦』

水野谷瀬里さん(当時マネージャー 現・建設会社事務)、田中巨人さん(当時双葉高校野球部監督 現・若松商業監督)、渡邊郁也さん(最後のバッター 現・テレビ報道記者)、震災のあった2011年夏、双葉高校単独出場最後の試合が行われた白河グリーンスタジアムにて

2011年3月11日に起きた東日本大震災から8年が経とうとしています。文化放送は、この出来事を風化させないために、そしていざという時に備えての意識と行動を忘れないためにも、今年も震災について取り上げ、被災地の今と防災について今一度見つめ直します。3月9日(土)午後7時からは、1時間の特別番組『シリーズ被災地の真実 双葉高校野球部 僕らの延長戦』を放送します。ナレーターは、福島県出身タレントのあばれる君が務めます。

東日本大震災にともなう東京電力福島第一原発の事故で全ての町民が避難し、96%が「帰宅困難地域」に指定された双葉町。そこにあった福島県立双葉高校は、夏の甲子園に3回出場した野球名門校でした。

しかし、双葉高校は震災後、県内のサテライト校4校に分かれ、野球部員もばらばらに避難、練習を続けることが出来なくなりました。それでもメンバーや監督、マネージャーらは「もう一度野球をやろう」と互いに連絡を取り合って再結集し、逆境の中で練習を重ね、震災後、初めての夏の県大会初戦に5回コールド14対0で勝利します。

文化放送 報道班は、この双葉高校野球部員を現役時代から取材してきました。前回、2015年の特別番組『誓いのエンブレム』のときには大学生や専門学校生だった彼らも、今は25歳になり、社会人としてそれぞれの道を歩んでいます。

今回の番組はメンバー皆に愛されてきた元マネージャー水野谷瀬里さんの視点で進行します。今は建設会社に勤める「瀬里ちゃん」は、卒業後は福島に残り一人の女性として、時には悩みながら生きてきました。

番組では「今でも野球部は自分にとって大切な存在」と語る「瀬里ちゃん」が当時のメンバー一人ひとりと再会、互いに「あれから」と「これから」を語り合うことで、「福島でどう生きていくか」自分なりの答えを見つけうようとする姿を密着取材、福島出身の若者の素顔を伝えます。

文化放送サタデープレミアム シリーズ被災地の真実 双葉高校野球部 僕らの延長戦

放送局:文化放送

放送日時:2019年3月9日 土曜日 19時00分~19時55分

出演者:あばれる君

※該当回の聴取期間は終了しました。

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