子ども園に“再着陸” 「かっこいい」園児に大人気

 1968年まで長崎航空が運航していた11人乗りプロペラ機が、長崎市長浦町の空き地から同市琴海戸根町の中央こども園に移設された。機体は化粧直しされ、「かっこいい」と園児に大人気だ。

 機体は旧長崎水族館で展示後、長浦町の故西浦源蔵さんが所有。国道から見える機体は地域のシンボルになっていた。西浦さんの親戚に当たる渡辺力園長(63)が、園舎の建て替えを機に譲り受けた。

 世界で数機しか現存しない貴重な産業遺産。「本物に触れて学んでほしい」と補修中で、内装なども復元する予定。大きな翼にあやかり、「ここから世界に羽ばたいて」と渡辺園長。

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