全職員にハラスメント撲滅誓約書 千葉市消防局、不祥事連続で対策

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 セクハラや酒酔い運転など千葉市の若葉消防署で不祥事が相次いでいる問題で、市消防局は26日、不祥事防止対策検討委員会を開き、新年度から取り組む対策を取りまとめた。全職員を対象にハラスメント撲滅の誓約書を提出させるほか、女性職員を集めた活躍推進検討会の立ち上げを盛り込んだ。記者会見した石塚正徳消防局長は「不祥事は組織に問題があり起きたと認識している。対策に取り組み市民の信頼を回復したい」と述べた。

 同局によると、若葉消防署は昨年9月以降、交通違反歴の虚偽報告、女性職員へのセクハラ、未成年女性に対する性行為の強要、酒酔い運転と職員の不祥事が発覚している。同12月、幹部職員らによる不祥事防止対策の検討委員会を設置。市総務局が女性消防職員に行ったアンケートや同職員の職場改善検討会での意見を参考に再発防止の対策を協議してきた。

 公表した対策は同アンケートなどで出された「女性職員が相談、意見しやすい環境を」との要望を反映。女性職員らが職場環境向上について議論する検討会を設置する上、相談窓口を担当する職員を育成。大学教授ら有識者の助言も受け、職員間で不祥事例を挙げて問題を討論し合う機会を定期的に設けるとした。

 全職員に対しハラスメント撲滅への誓約書提出を義務付け、ハラスメント研修や職員の意見を把握するアンケートも実施。“第三者”として市総務局が年1回程度各職場へ立ち入り調査に入る。新年度から順次各対策を始め、21年度までの3年をかけて効果を検証し、今後の対策に生かしていく。

 石塚局長は「ハラスメントに対する理解不足やコンプライアンス意識の欠如が不祥事の根底にある。職員間のコミュニケーション不足も要因の一つ。誠実に対策に取り組む」と話した。