諫早は食の宝庫 直売所へGO! 「産直図鑑」完成 10カ所の魅力紹介

 長崎県諫早市内にある直売所や、そこで扱う地産地消の農産物の魅力を紹介するパンフレット「いさはや産直図鑑」が完成した。2万5千部を市役所や直売所などで配っている。ボランティアで監修を務めた諫早市宇都町の野菜ソムリエプロ、数原有希子さん(51)は「自然に恵まれた諫早は食の宝庫。新鮮で栄養価が高い食材を手軽に買える直売所のことをもっと知ってほしい」と話した。

 パンフはA2サイズの表裏。諫早市内の主要な直売所10カ所で扱う野菜・果物やコロッケなどの加工品を写真や地図を交えてPRしている。「旬を身につけろ」「午前中をねらえ」など直売所巡りの七つの“流儀”も掲載している。

 諫早市で生産される米や野菜、ミカンなどの果物についても紹介。特に諫早市で最も生産されている野菜のジャガイモは、最新品種の「ながさき黄金」やアイユタカなどの種類ごとに、料理法なども詳しく特集している。

 パンフは、主要直売所の代表や諫早市職員らでつくるプロジェクトチームが制作した。昨年6月に数原さんから諫早市に制作を提案。諫早市の補助金などを活用して、諫早市農業振興課と連携しながら夏から取材を進めた。

 15日には宮本明雄市長に取り組みを報告。宮本市長は「各直売所の主力商品だけ見てもバラエティーに富んでいる。皆さんの工夫とアイデアで、さらに諫早の食材を盛り上げてもらいたい」と話した。

諫早市役所や直売所で手に入る「いさはや産直図鑑」
宮本市長に報告をした数原さん(左)と直売所のメンバー=諫早市役所

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