「テア・シュテーゲンはノイアーに追いついた」 “皇帝”がドイツの守護神争いに言及

バルセロナで安定した活躍を見せるテア・シュテーゲン photo/Getty Images

ドイツ代表は24日に行われたEURO予選のオランダ戦に3-2で勝利した。この試合でドイツのGKを任されたのは、長らく守護神に君臨しているマヌエル・ノイアーだ。ノイアーは2009年にドイツ代表デビュー。このオランダ戦で通算86試合出場を達成し、オリバー・カーン氏の記録に並んでいる。しかし、この偉大なGKも油断をすればすぐにポジションを失いかねない状況にあるようだ。

英『Squawka』によると、かつてドイツ代表で103試合に出場し“皇帝”と称されたフランツ・ベッケンバウアー氏は、バルセロナに所属するマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンがノイアーに追いついたと語っている。

「テア・シュテーゲンはノイアーに追いついた。だが、彼はノイアーの怪我によって恩恵を受けている。ノイアーは立ち直ってナンバーワンに居続けるだろう。私は彼を信じている。でも、テア・シュテーゲンはあきらめないだろうね」

今季のテア・シュテーゲンは、リーグ戦においてアトレティコ・マドリードのヤン・オブラクに次いで2位となる11回のクリーンシートを達成。彼はバルセロナという世界トップレベルのクラブで安定したパフォーマンスを披露し、代表では負傷離脱していたノイアーの穴を埋めるなど確実にその評価を高めている。

今頃、テア・シュテーゲンはここまでやってもノイアーからポジションを奪えないのかと思っているに違いない。しかし、ノイアーは32歳とベテランの域に入っており、ヨアヒム・レーヴ監督が世代交代を図るなら26歳のテア・シュテーゲンにもチャンスはまわってくるはずだ。はたして、2020年のEUROでドイツ代表のゴールマウスを守っているのはどちらのGKなのだろうか。

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